てんかんとどう違うの?
ひょんなことから知人のお子さんが点頭てんかんであるということを聞きました。
普通のてんかんとはどう違うのでしょうか?また、どのような対処法があるのでしょうか?早速調べてみました。
点頭てんかんは別名ウエスト症候群と呼ばれます。これはイギリスのウエストという医師が自分の子供がこの病気にかかったのを始めて報告したためにこの名前になっています。
てんかんは神経細胞がさまざまな理由で興奮しやすくなっており、その興奮が脳全体あるいは脳の一部に広がって、痙攣や意識障害などの症状が繰り返して起こるものです。
てんかんの原因は脳炎や髄膜炎、脳出血、脳腫瘍などによる脳障害に引き続き起こるものと、そのようなはっきりとした障害がないのに起こるものに分けられます。
点頭てんかんは乳児期に発症し、全身を瞬間的に曲げるスパスムスと呼ばれる特異な発作とヒプスアリスミアと呼ばれる独特の脳波異常を特徴とします。転換全体では70%が薬などで発作を抑えられますが、点頭てんかんでは発作が治療によっておさまりにくいことも特徴です。治療は抗てんかん剤を使いますが、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)と呼ばれるホルモン剤の注射が効くのもこのてんかんの特徴です。
発作がおさまらなくてもスパスムス発作は年齢とともになくなり、それ以上の発作の形に変わっていくのが普通です。発作とともに発達に遅れが出ることが多く、てんかんの治療だけでなくリハビリや教育的な配慮も必要になることが多いとのことです。
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